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プロジェクトマネジメント全般に関するコラム

第2回:「性格は遺伝するのか?」

 

 

性格は遺伝すると思いますか?


私個人としては、両親の顔と子供たちの顔を思い浮かべながら「"遺伝しない"と思いたい」と考えているのですが、どうも「性格は遺伝するらしい」のです。
つまり、極端な言い方をすると「性格というのは先天的に決定されるもので遺伝子の中に組み込まれているもの」、ということになるのです。
これは遺伝子工学的なアプローチからも解明が進められており、例えば「"好奇心"をつかさどるDNAの部分などが見つかりそう」なんて話まであるようです。

 

また、もう一つ実験的な検証例として挙げることができるのが、犬のブリーダーです。
私が子供だった頃、人気だったスピッツは、その後「キャンキャンうるさい」という理由から段々と人気を落としていきました。が、今また人気を復活させているそうです。
それは、「今のスピッツはうるさくないからまた人気が出てきた」、というのです。


では、何故、うるさくないスピッツが登場したのか?
それは、ブリーダーによって作り出されたのです。
ブリーダーは比較的静かなオスのスピッツと同様に静かなメスとを掛け合わせ、子供を産ませます。そして生まれた子供から、さらに静かなオスとメスとを掛け合わせる、という方法で、「確実に静かなスピッツ犬」を作り出したのです。

 

「性格は遺伝的に決まっている」と言われてしまうと、「なんだ、性格を良くしようと思っても無駄なんだ」と思ってしまいそうですが、その考えは間違っています。

何故かと言うと、我々がいつも「ある人の性格」を考える時、それはその人の内側にある遺伝的な資質のことではなく、外に現れる具体的な言動のことを「性格」と捉えて考えるからです。

 

「遺伝的に決定される性格」は努力や鍛錬により変えられないとしても、「行動/言動」は変えることができます。

私は、PMを"なりわい"にしていますので「期日までに自分の作業を完了させること(設定した期日を守ること)」にかなり注意を払っています。(と言いながら、このコラムの作成期日は守れなかったりもするのですが・・・)
が、先天的な私の性格は「たいして規律正しくない」と思っています。「規律正しくありたい。」とがんばっている、に過ぎないのです。
というように人それぞれに、「本来の性格」を意思の力で変換させて「外に出てくる性格」を作り出している、のです。そして、その「外に出てくる性格」こそが人間社会において言われる「性格」なのです。

 

プロジェクトは人が集まって実施されます。
「プロジェクトの成功は結局、人に依存するのだ。」という人がいます。ある意味(極論として)それは正しいのだと思います。

最近、組織成熟度に対して「個人の成熟度」を扱う考え方で出てきました。
また、それは、プロジェクトマネジメントのこれまでの考え方にも影響を与えるものになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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