• home
  • コラム
  • プロジェクトマネジメント全般 第5回

コラム

 

プロジェクトマネジメント全般に関するコラム

第5回:「孫子の兵法」

 

 

なんとなく読んでいた雑誌に“戦わずして勝つ”の教えで有名な「孫子の兵法」について簡単な解説があったので、なにげなく読んでみました。 「“戦わずして勝つ”なんてそんな調子のいい話は無いよな~~」と思いながら、あまり期待せずに読み始めたのですが・・・・・、なんと、とっても面白かったのです。

 

読んでみて分かったのは、孫武(「孫子の兵法」の作者)が言いたいのは、戦争の現場で戦うことなく勝ってしまうようなマジックのような戦法がある、ということではありませんでした。(歴史に詳しい人から言わせれば、「そんなことも知らなかったの?」と言われてしまうかもしれませんが、私は完全に誤解していました。)

「孫子の兵法」は、戦争におけるプロジェクトマネジメントのお話しだったのです。

 

その雑誌に紹介された内容から「孫子の兵法」をプロジェクトマネジメント的に要約すると、多分、次の2点になるのだと思います。

 

(1) プロジェクトの計画をちゃんと作ろう!

(戦いの前に、どういうふうに戦ってどういうふうに勝利するのか、をちゃんと考えてから戦うこと。そうすれば、戦う前に勝てる戦いをしようとしているのか?が正しく判断できるようになる)

 

(2) 事前に様々な入力情報(Input)を取得しておくこと!

(戦いの計画を作るためには敵と味方に関する正確な情報を入手していなければならない。そのためにはスパイを使うことも含めて情報入手の手段を確立しなければならない。)

 

この2点を読まれてどう思われましたか?

現在でもそのまま使えるプロジェクトマネジメントの最重要ポイントですよね。 当時は、最大かつ最重要プロジェクトが戦争だったので、「戦争を管理すること」=「プロジェクトマネジメント」だったんですね。

 

それで、この孫武という人、なんと紀元前500年頃の人なのです。 今から2500年前に上のようなことを言っている人が居たかと思うと、かなり驚きですね。(諸葛孔明が紀元後200年頃の人ですから、孔明から見ても700年も前の人になる訳です。)

 

孫武は呉の将軍(軍師)だった人で、呉王闔廬(こうりょ)に招かれて呉軍を率いることになり、敵国楚との戦いに連勝し楚を滅ぼす、等、呉にとって大きな功績を上げています。

 

元々は斉という国に生まれた人らしいので、外部から来て王(経営者)を支援した人ということですから、行ってみれば我々コンサルタントの祖になりますね。

(以前、「諸葛孔明はコンサルタントの祖かもしれない」なんてことを友人と話したことがあったのですが、その700年前に祖の祖が居たってことですね。)

 

以前、マキャベリの君主論を拾い読みした時にも、ある意味これは「プロジェクトマネージャ論」だと言える、と思ったのですが、マキャベリより更に2000年前のプロジェクトマネジメント論だと思うと、すごいことですね。

ということで、ちょっと真剣に「孫子」を読んでみようか、と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

ページトップへ