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プロジェクトマネジメント全般に関するコラム

第7回:サン・マイクロ総研で議論された「Shain2.0」

 

 

最近、「サン・マイクロ総研のブレーンストーミングで議論された『Shain2.0』というのがネット上でちょっと話題になっていて、内容も興味深いよ。」という話を耳にしたので、早速見てみました。

 

話題になっているだけのことはあり、共感が持てるポイントが多くありました。

①「とにかくたくさん本を読んでいる、RSS Readerでブログを読む」

②「自分のミッションを超えて仕事をする」

③「イノベーティブな発見や出会いが一日最低一回ある」

④「自分のキャリアは自分で切り開くという腹づもりである」

⑤「成功体験に固執するのは、発想を不自由にすると思っている」

⑥「目はいつも外を向いている」 などが、共感が持てるポイントです。

 

会社に振り回されず、自分の能力と可能性を最大限発揮し、社会に貢献する人物像が想像されます。まさに「目はいつも外を向いている」人です。

 

が、何故かこんなポイントも『Shain2.0』なのだそうです。

①「本社(Sun Microsystems)のWebcastなどを通じて、既に会社のビジョンにどっぷりである」

②「まずサンのビジョンやソリューションを熱く自分の言葉で語る」

③「『サンの製品は最高にいいんですよねえ』としみじみと言ってしまう」

 

「目はいつも外を向いている」というより、むしろ「目はいつも会社(Sun Microsystems)を向いている」という感じがするポイントです。

 

上記3点の、対比である『Shain1.0』の特徴は、

①「『それにはマンダトリー(強制的な)・トレーニングが必要だ』とすぐに言ってしまう」

②「どのお客さんにもProduct-out的な話をすぐしてしまう」

③「『一応××なんです』と、ベンダーなのに自身を持って語れない」 ということ、だそうですので、比較すれば、『Shain2.0』として書かれたポイントの“勝ち”、だとは思うのですが、『Shain2.0』と言うには、「少し古い」のではないでしょうか? この3点については、『Shain1.5』という感じがします。

 

だったら『Shain2.0』だと、どうなるのでしょうか? 私がまとめるなら、こうなります。

 

① 「会社のビジョンと、またそのビジョンの達成により会社が社会にどのように貢献するのか、を正しく理解し、その達成に貢献する。会社のコンプライアンス(法令遵守)と反社会的活動が行われないこと、について個人として監視している。」

② 「会社のビジョンとソリューションを正確に理解し、その実現のために最大限の努力を怠らない。が、最も重要なことは、自社ソリューションの利用ではなく、顧客の成功であり、プロジェクトの成功である。」

③ 「自社製品の特徴と利点を正しく理解し、その有効な利用形態(ソリューション)を把握している。が、弱点や欠点も併せて正確に理解しており、顧客に対しては総合的な解決策を提示できる。」 いかがでしょうか?

 

「会社が示す方向を盲信し、それだけを見ている」“社員”ではなく、「会社が進むもうとしている道を理解し、会社がそれを進むことに貢献する」そして「個人と社会が会社より重要であると考えている」“社員”こそ、『Shain2.0』だと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

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